※ここに記載してある内容は、あくまでも概略です。実際に調教・訓練を行う場合は、鷹匠に直接指導をうけることを強く推奨いたします。
Contents
入手
現在は輸入された個体または輸入された個体から繁殖させた個体を使います。
※オオタカに限らず、野鳥の捕獲・飼育は法律で禁止されています。
爪嘴&足革指し・鈴取り付け(つめはし&あしかわさし・すずとりつけ)
嘴、爪を削り、足革を付け、鈴を付ける。
喰付かせ(くいつかせ)
鷹匠(据前)の拳から初めてのエサを食わせる。
詰め(つめ)
エサを切り体重を落とす。(脂肪を落とす。)
夜据(よずえ)
架据から明けまでを言う。輪回り以降は据え廻しを行いながら・・・。
架据(ほこずえ)
架の上に止めたまま咳払い等、据前の仕草で発する音等を教える。
軒出し(のきだし)
鷹小屋の戸開けて外へ出るまでの仕込み。
軒据(のきずえ)
軒下で据える。
軒離れ(のきばなれ)
軒下から離れ静かなところで据える。
輪回り(わまわり)
静かなところで円を描き据え廻す。拳に安定するまで据えを行う。
燈火仕込み(とうかじこみ)
電燈の下を通り抜けられるまでの仕込み。
車馬仕込み(しゃばじこみ)
車等を見て驚かないように仕込む。
町据(まちずえ)
電燈、車、人など複合的な状態でも驚かないように仕込む。
ホゴシ
獲物に対して飛んでいこうとする鷹の拳での暴れ方の仕込み。
餌合子仕込み(えごしじこみ)
切り餌の入った容器を教える。訓練中、実猟中も続ける。
明け(あけ)
夜から朝への順応を図る仕込み。
丸はし仕込み(まるはしじこみ)
生きたハトを丸ハシ杭に固定し捉えさせる。持出し抑制の訓練。本能を引っ張り出す。据上げを行う。
昼出し準備(ひるだしじゅんび)
昼出しの準備。明け訓練終了直後小屋に戻り据出す。
昼出し(ひるだし)
明るい時に据出す。
朝据・野据・夕据(あさずえ・のずえ・ゆうずえ)
(昼出し以降は、夜据を含め据廻しは続ける。)
呼渡り
枝や地面に置いたエサに行かせ、エサ(口餌または餌合子)で呼び戻す。(忍縄付き)
振替
鷹匠と鷹匠の間を、口餌または餌合子で呼び合いタカを行き来させる。(忍縄付き~フリーに)
渡り
木に渡らせ、口餌または餌合子で呼び戻す。
振り鳩
ハトを振り近づいたら投げ上げ獲らせる。競り上がりの訓練。鷹匠同士でも行う
飛流し
かんざしを施したり、羽根を2~5枚抜いたりしたハトを飛ばし、鷹を羽合せ獲らせる。
爪嘴
獲物を獲るため爪等を尖らせる。
初鳥飼い
初めての獲物を獲らせる。あくまで自信をつけさせるため。
野仕込み
実猟を含め、鷹に経験を積ませる。
その後の訓練
据廻しを含め振替・渡り・振鳩等は続ける。日々訓練。